真宗大谷派(東本願寺)慧照寺

住職のご挨拶

紅桜山 慧照寺は真宗大谷派に属する寺です。宗祖親鸞聖人は、師・法然上人との出遇いをとおして我々が浄土へ往生する道を見出されました、南無阿弥陀仏、すなわち本願念仏の道を見い出されたのです。それは混迷の中にあって苦悩する人々にとって生きる糧となりました。そして、同じように道を求め、ともに歩もうとする人々を、聖人は「御同朋御同行」として敬われたのです。

時は流れ、人々の関心や取り巻く状況に違いがあるものの、今の自分に満足感を感じられない、何かが不安だ、という苦悩は同じです。我々が人間である限りいつまでも解決できない問題は聖人存命当時と何ら変わりないのではないかと思います。昔、寺院にあった地域におけるコミュニケーションの場としての役割を果たすと共に、聞法道場として本願念仏を伝える道場であり続けたいと願っております。

この度、当寺総代である石崎氏を中心に役員の方々のご尽力によりホームページを開設する運びと相成りました。インターネットの普及により様々な世代の方々に情報を伝達できる時代です。 お一人でも多くの方々にご参拝いただき、浄土真宗の教えを聴き、ご自身の今をお念仏の教えに問い尋ねていただくことを念じてご挨拶といたします。

紅櫻山慧照寺 第2世住職 野原量慧