真宗大谷派(東本願寺)慧照寺

慧照寺の沿革

【 百年、二百年後へ 】

慧照寺

慧照寺

真宗本廟で宗祖新鸞聖人七百五十回御正当報恩講が厳修された昨年。宗祖のご命日である十一月二十八日に、本山から慧照寺へ四幅の御絵伝が授与されました。清閑な空気の流れるその場に、ご住職をはじめ寺族、ご門徒さんが集うことができたのはとても意味のある事でした。
「せっかくなら忘れる事のできない御正当のこの日に、皆でお受けしたいと思ったのです」とご住職の野原量慧さん。
「仏具の揃わなかった初めての報恩講を思う時、こうして一つずつお寺にお迎えできるのは、とても感慨深いものがあります。そして慧照寺の什物、法宝物として百年、二百年と後世へ受け継がれていく事を願うのです」。
このたびの報恩講で披露された御絵伝を前に、あらためてこれからの歩みを確認されているかのようでした。

2012年(平成24年)10月(北海道教区通信員・髙塚悠子)